3丁目のタルタル

FF11関連の記事を中心にお届けしています。

【学者の取扱説明書③】軍学者になるためのTips

前回の記事はこちら。

【学者の取扱説明書②】2023.1.30 装備セットとマクロの話 - 3丁目のタルタル

いよいよ最後となる学者の取扱説明書ですが、今回はアビリティを中心に解説してみます。

 

第七章  戦術魔道書を知る

白のグリモア・黒のグリモア

Lv10で習得できる、学者の根幹となるアビリティ。
効果時間は2時間で、リキャストは1分。
戦術魔道書を使うにはこのいずれかのグリモア効果中である必要があります。

白黒グリモアは簡単にいうとそれぞれ白魔法モードと黒魔法モードといった感じのアビリティで、学者をプレイする際は基本的にどちらかのグリモアを使用している状態で立ち回ります。
当然ながらそれぞれ共存不可のため互いに上書きする関係で、白魔法と黒魔法それぞれのカテゴリー枠に対して影響を及ぼします。
その大まかな内容は以下の通り。

  1. 関連魔法スキルを強化
  2. 詠唱・再詠唱時間を10%短縮
  3. 消費MPを10%削減
  4. 白はリジェネ、黒は計略の効果値・効果時間増加
  5. 反する魔法の詠唱・再詠唱時間が20%増
  6. 反する魔法の消費MPが10%増

こういった特徴から白魔法と黒魔法どちらも入り乱れて詠唱するスタイルには向いておらず基本的には白グリモア時は白魔法メイン、黒グリモア時は黒魔法メイン、という縛りが生じてしまう点には注意が必要です。

白のグリモア/FF11用語辞典
黒のグリモア/FF11用語辞典

戦術魔道書の概要

戦術魔道書とは白黒いずれかのグリモア効果中に使用できるようになるアビリティ群の総称です。
「〜の章」という、名前が覚え難い四字熟語で種類も様々あるので慣れるまでが大変ですが、大半は似た効果で白と黒とで切り分けているだけなので掘り下げてみると意外と簡単だったりします。
ちなみに戦術魔道書のアビリティたちは熟語の前後どちらかの2文字で略されることが多いです (電光や疾風、女神や光来など)。

戦術魔道書/FF11用語辞典

戦術魔道書の種類

まず戦術魔道書にはどういったものがあるのか、効果ごとに分けて見てみましょう。

※特定の魔法が詠唱可能になる (白Lv10/黒Lv30)
白魔法:白の補遺
黒魔法:黒の補遺
※消費MPを半減 (Lv10)
白魔法:簡素清貧の章
黒魔法:勤倹小心の章
※詠唱時間・再詠唱時間を半減 (Lv25)
白魔法:電光石火の章
黒魔法:疾風迅雷の章
※特定の魔法を範囲化 (Lv40)
白魔法:女神降臨の章
黒魔法:精霊光来の章
※魔法の威力アップ (Lv55)
白魔法:意気昂然の章
黒魔法:気炎万丈の章
※魔法の命中率アップ (メリットポイント)
白魔法:不惜身命の章
黒魔法:一心精進の章
※魔法の敵対心ダウン (メリットポイント)
白魔法:天衣無縫の章
黒魔法:無憂無風の章
※強化魔法の効果時間延長 (Lv87)
白魔法:令狸執鼠の章
※精霊魔法に連携属性付与 (Lv87)
黒魔法:震天動地の章

基本的にはこれらのアビリティと魔法の合わせ技でより有利になれるよううまく組み立ていきます。
また名前と効果がなかなか繋がらない場合はマクロで工夫する等の対策をとってください。

チャージシステムについて

戦術魔道書は獣使いの「しじをさせろ」やコルセアの「クイックドロー」と同様にチャージポイントを消費してアビリティを使用します。
しかし獣使いやコルセアのそれとは少しだけ違う点があるので、戦術魔道書の主な仕様を以下に簡単にまとめます。

  • 最長4分〜最短33秒で1ポイント増加
  • 全アビリティ共通で1ポイント消費
  • 最大5ポイントまでストック可

極端な話、戦術魔道書を使わなくても支援や回復はできますが基本的には活用した魔法の運用を目指したいところなので、このチャージシステムとどう付き合っていくかがプレイするうえで大きなテーマとなってくるでしょう。

さて、ここからは戦術魔道書の中身に迫っていきます。
以降では戦術魔道書の一部は省略して主要だと思うものを解説していきます。

白の補遺

ナ系魔法のすべて、また上位レイズ系が詠唱可能になります。
白魔道士の仕事の一部を担うことができる優秀なアビリティなので、コンテンツ内で白のグリモア効果中はほぼセットで使うことを推奨します。
またコンテンツ突入前の強化時はチャージ節約のため使用しないことが多いです。

白の補遺/FF11用語辞典

黒の補遺

上位精霊魔法に加え、スリプル・ディスペル・ブレイクといった弱体も詠唱可能になります。
黒のグリモアは基本的に戦闘中に使用することが殆どであるため、白と同じくセット使用を推奨。
一応、MBが計略のみであったり弱体魔法が必要ない場合は節約も可能ですしサポートジョブでも一部補えます。

黒の補遺/FF11用語辞典

女神降臨の章

おそらく学者の中で一位二位を争うほど使用頻度の高いアビリティです。
白魔法の回復・強化を範囲化させることができますが注意点として一部対象外があり、またペナルティとして消費MPと再詠唱時間が倍になります。

対象外 (メインジョブ時)

  • レイズ系、リレイズ系
  • ヘイスト、スナップ
  • 弱体魔法

いかんせん範囲化なので強化を撒く際の神スキルであることは言うまでもありませんが、赤や白といった競合ジョブとはまた違う方向性を持っているともいえるでしょう。
特に前々回の記事でお伝えした女神リジェネVと女神ファランクスの合わせ技は学者だけが持つ専門性の高い救命措置です。

一方で回復に関してはケアルガ系が使えないため、範囲回復を行う際は女神→ケアルと工数が増えるうえに燃費が悪く、連続詠唱も難しくなるので緊急時の対応は少し苦手です。

またこのアビリティについては使うか否か、つまりパーティ全体にかけるか個人にかけるかという判断力が問われます。
計画的な運用が特に求められているのがこの箇所で、令狸執鼠の章のこともあって強化を撒くところではチャージポイントの消費が激しくなりがちです。
例えば私の場合、防御・救命に繋がる魔法は基本的に女神必須と考え、主に攻撃支援に関連する鼓舞や陣などは女神を省くことが多々あります。
さらに、優先度の低い強化をわざと遅らせることもよくやります。
このように時間差を作ることで節約にも繋がり、また特に長丁場が想定されるコンテンツではかけ直しの際の負担が軽減できるのでオススメです。

このように自分なりのチャージポイント節約術みたいなものを編み出すことで、より余裕のある運用ができるんじゃないかなと思います。
このあたりの組み立てが楽しいと感じる方は、もしかしたら学者に向いているのかもしれません。

※個人の感想です

女神降臨の章/FF11用語辞典

精霊光来の章

対象となる魔法以外の仕様は女神と同様です。
黒魔法の弱体と暗黒魔法に対して効果が適用されますが、やはり一部対象外もあり消費MPや再詠唱時間も増加します。

対象外 (メインジョブ時)

  • 虚誘掩殺の策以外の強化系暗黒魔法 (スパイク系など)
  • 移動系黒魔法 (デジョンなど)
  • 精霊魔法 (計略も含む)

こちらは黒魔法専用ということで決して使用頻度が高いアビリティではありませんが、例えば様々な弱体魔法に対して擬似的なガ系として扱える点なんかは学者にしかできないモノもあるため、巧く使いこなすと神スキルに化けることもあります。
なお、メルトンは暗黒魔法に類するものだからか範囲化が可能。

精霊光来の章/FF11用語辞典

気炎万丈の章

次に唱える黒魔法の威力が1.2倍という効果のアビリティですが、この1.2倍というのは諸々計算された後の最終的なダメージ数値に対して適用されるものです。
ペナルティが一切ないのでMBを行う際は積極的に使っていきたいところですが、主に震天連携も兼ねて担当している場合はチャージポイント不足に陥る恐れがあるためご利用は計画的に。

気炎万丈の章/FF11用語辞典

令狸執鼠の章

学者をやるにあたって注目の対象となりやすいのがこのアビリティ。
強化魔法の効果時間を2倍に延長するというシンプルなものかと思いきや、強化時間延長装備や他支援などと組み合わせることで驚異的な効果時間を実現できます。
範囲化できる強化魔法であれば女神と併用してパーティ全体かつ長時間の強化を撒くこともできますし、学者の人気を後押ししている代表格のアビリティと言ってもいいでしょう。

効果時間についても少し解説します。
強化魔法の効果時間には

  1. 魔法本来の効果時間やリジェネ効果時間
  2. 装備のオーグメント枠「強化魔法効果時間」
  3. 装備の本来のプロパティ枠「強化魔法"の"効果時間」
  4. 令狸執鼠の章
  5. 魔道剣士固有

以上5つの枠があり、これらすべてが枠内は加算それぞれの枠は乗算の関係にあります。
学者はもちろん赤魔道士も意識しておいた方がいい仕様で、特に2枠と3枠のバランスが少々悩ましいところ。

学者では2枠に当てはまるのがテルキネ装備やグリオアヴァールなど、3枠に当てはまるのがエンブラサッシュやPDガウン+2/+3などになりますが、ここは他ブログ等の装備セットを参考にしてみるか自分で計算してトライしてみることでマッチした組み合わせが簡単にみつかるでしょう。
またABブレーサーにある「令狸執鼠の章+」はこのアビリティの2倍という元の効果に対して加算されるもので、つまり+3まで強化した場合2.65倍となることから非常に強力なのがわかるかと思います。

令狸執鼠の章/FF11用語辞典

震天動地の章

令狸と並んで学者の人気を後押ししているアビリティ。
前々回の記事でも少し触れましたが、精霊魔法・計略魔法に限定してLv1の連携属性を付与させることができるのでWSと同じ要領で一人での連携作成が可能になります。

また計略〆の連携はマジックバースト受付時間が若干延長される性質があるので、MB戦法をとる場合は特に重宝されています。
なお震天の際の計略は1系使用が基本です。

難点として、震天連携を行う場合は1セットで必ずチャージを2ポイント消費することになるため、継続して連携MBを決めていく際はすぐ枯渇してしまうことになります。

この対策としては

  • トスをWSに
  • SP連環計で無限使用
  • ランダムディールをもらってフルチャージ
  • ワイルドカードをもらってフルチャージ

といったものがあります。

一方でチャージを3ポイント使いますが、応用した使い方として
震天+ストーンorサンダー → 震天+火門の計 (溶解) → 震天+雷門の計 (核熱)
といったこともできます。
もちろん一部をWSに頼ってもいいでしょう。
こちらは他にも似た組み合わせはありますが、通してファイアMBで攻められる上記の例はなかなか使えます。
ここから分解WS (光) → 光WS (光) と繋げると…あとはわかりますね。

震天動地の章/FF11用語辞典

 

第八章  アビリティを知る

グリモアや戦術魔道書以外にも学者には優秀なアビリティがあります。
これらも適切な使い方をすることで大きな助けになるものばかりなので、この機会に覚えてしまいましょう。

連環計

  • Lv1 SPアビリティ
  • 効果時間180秒 (ペダゴギ脚で+30秒)
  • グリモア・戦術魔道書がリキャスト0
  • MP消費・詠唱・再詠唱が軽減
  • 全魔法スキルがB+へ
  • リジェネ系・計略系の効果値、効果時間にボーナス
  • オーラ・メルトン使用可
  • MPが割合で回復 (ジョプポ依存)

さすがSPというだけあって何でもありのぶっとびアビリティとなっています。
みてわかる通り恩恵は大きいので効果時間延長ができるレリック脚を携えたうえで使いたいところです。

ただし白黒のグリモアは相変わらず切り分けられていることもあって計画的な運用が求められるのはこちらも同じです。
このためSP連環計の効果中どういったプランでやっていくのか、ある程度組み立てたうえで発動することをお勧めします。

連環計/FF11用語辞典

机上演習

MPのモバイルバッテリーこと机上演習は、使用した時点からHPスリップと引き換えに充電が開始されます。
このとき充電中を意味するステータス変化のアイコンがあらわれますが、充電が完了するとアイコンが変化します。
このアビリティは充電完了後はもちろん充電中でも再度使用することで解放でき、また効果時間が2時間のため困った時に使うという保険のような使い方もできます。
また装備品によってスリップ増加および充電速度増加という強化もできます。

次にどれだけ充電できるか、つまりは容量の話になりますが用語辞典の一文をそのまま拝借すると「最大HP相当値の1/2」が上限とされているようです。
この「相当値」というのがまたややこしく、通常の最大HPと違うのは基本的に装備品や食事・薬品等の影響を受けないというところなので私はこの容量について以下のように認識しています。

食事・薬品・装備なしなど素っ裸の状態での最大HPの半分の値

またメリットポイントやジョプポイントでその上限を拡張できます。

ちょっとした小技として充電中のスリップ状態を逆手にとり、これを睡眠対策として活用する場合もあります。
ただし毒薬やエルシモパキラの実よりもスリップ量が多いのでリジェネ等で相殺するようにしておくと安心です。

机上演習/FF11用語辞典

大悟徹底

メリットポイント専用アビリティで、詠唱1回に限りグリモア+両補遺を使用している状態にできます。
要は相反するグリモアも一回だけ特化させるというアビリティです。
またメリットポイント能力値2以降はINTとMNDが+5ずつ増加し最大+20。
ペダゴギガウンもあると、能力値1ごとに該当する魔法スキルが+2増加し最大で+10となります。

このアビリティは使い方にプレイヤースキルがそこそこ関わっていると思っていて、咄嗟の判断でこのアビリティを活用してる人をみかけると「おぉ…」と感心してしまいます。
例えばですが、黒グリ中のストナや白グリ中のブレイクなどの緊急時対応、黒グリ中のMBの際のINTブーストなど用途は色々とありますが、これがプレイしてるとなかなか上手に使いこなせないんですよね。

そしてもちろん注意点もあります。
戦術魔道書が効果中のグリモアに依存しているのは変わらないので、例えば黒グリ中の女神ストンスキンとかはできません。
このように、痒いところに手が届かないがっかりアビリティと言う声もあるのが事実。
5分リキャストなので現状では仕方ないかなと思いますが、個人的には10分とかリキャは伸びてもいいので戦術魔道書も両対応にしていただきたいものです。
もっとも、これをやってしまうといよいよモンスタージョブへと化けてしまうんですが。

大悟徹底/FF11用語辞典

ライブラ

本来FF3では魔法の一種であったライブラ、FF11ではアビリティとなっておりパーティメンバーの対象モンスターに対する敵対心をそれぞれ割合で表示することができます。
このアビリティに関しては特に強化できる要素等はないので、シンプルにメンバーの敵対心を見る時に利用すれば良いと思います。
範囲強化の結果がみられるフィルター設定であればメンバーの誰もが敵対心情報を閲覧できる親切設計も見逃せない特徴。

ライブラ/FF11用語辞典

カペルエミサリウス

Lv96で習得するSPアビリティ。
パーティメンバー全員の敵対心を指定したプレイヤーに集めるもので、SNS上にあった的確な表現をお借りするなら「この人痴漢です!!」というニュアンスがピッタリのアビリティとなります。
また関連のジョプポイント能力値があれば対象のHP回復というオマケ付き。

シーフにもアカンプリスコラボレーターという味方の敵対心を直接操作するアビリティがありますが、そこはさすがSPというだけあって確実性が高いです。

カペルエミサリウス/FF11用語辞典

 

第九章  専売特許

電光レイズ

電光石火の章とレイズ系の合わせ技。
電光は詠唱時間・再詠唱時間をそれぞれ50%カットするもので、「グリモア中の詠唱時間短縮」以外の詠唱時間短縮やFCなどと乗算関係にあるため併用することで大幅に短縮できます。
さらにペダゴギローファーの特性「天候:電光&疾風効果+」も活用した場合、最大で90%カットをも実現できます。
これでレイズIIIを使った場合、詠唱時間1.3秒・再詠唱時間6秒ということになるため複数配る場合にとても優秀ですね。

疾風スタン

疾風迅雷の章とスタンの合わせ技。
疾風は先の電光と全く同じ性能ですが、スタンに活用することで擬似的な連続魔スタンが可能になります。
詠唱時間はもともとが短いのでアビリティのような感覚で発動させることができ、再詠唱時間も最短で4.5秒と申し分ない性能。
最近では連続魔スタン自体をなかなか見かけなくなりましたがそれでもまだ使い道はあり、驚くのは本家クマスタンよりもクマスタンできるという赤魔道士も涙目の優秀さ。
クマスタンは最大で1分20秒ですが、学者のそれは連環計を使えば最大3分30秒になるのでその差は歴然。

ただですね、クマスタンが必要な敵はだいたい累積耐性持ちな気がするので3分以上もやり続けることはまずないと思います…。

震天6連(5連携)

ガリーのボス出現トリガーやオーメンの課題に使える小技ですが、オーメンに限り最後はWSで〆る必要があるので注意。
ポイントは初弾用の震天動地の章を予め発動させておく点。

前回も紹介しましたが関連動画を掲載しておきます。


www.youtube.com

震天インパク

震天による連携属性付与は同じ精霊魔法だからかインパクトも対象に含まれています。
これを利用し、連携させるついでにステータスダウンも付加させる小技になります。
これの難しいところは疾風も必要になる点で、1つのマクロでは完結できないうえに着替えもクローク系は固定させたりと仕込みが少々大変。

下記は一例です。

マクロ①
/equipset (FC装備) echo
/ja 震天動地の章 <me> <wait>
/ma エアロ <bt>

マクロ②
/equip 胴 トワイライトプリス
/ja 震天動地の章 <me> <wait>
/ja 疾風迅雷の章 <me> <wait>
/ma インパクト <bt>
/equipset (魔命装備) echo

トスは硬化 (収縮連携) か炸裂 (重力連携) で行いますが、WSでトスを行う場合は多少楽になります。
闇MBを行うのであれば、追加効果に魔防ダウンがついているシャッターソウルでトスをするのもオススメ。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?
一度申し上げていた通り、なにぶん私自身も発展途上で誤った情報を記載しないよう十分配慮はしていますが、どこかで認識を誤っているところもあるかもしれません。
そのため用語辞典様のリンクを多数記載していますので、そちらもご活用のうえご自身の血肉にしていただくと尚よろしいかと思います。

学者はかつての軍術のスペシャリストであったグンサー・シュルツに端を発するとされていますが、本人曰く、さらにその昔活躍していたルンゴナンゴがルーツであったという面白い情報もあります。
ルンゴナンゴは獣使いで多数の獣を使役して陣形や戦術をロジカルに組み立てながら闘うスタイルでしたが、のちに彼が遺した書物を読み解いたシュルツがシュルツ流軍学を生み出し、われわれ学者の礎を築いていったと云われています。

学者のアビリティや専用魔法にはそういった戦術をデザインするような一癖も二癖もある性能のものが多いですが、確かにこれらを極められたら戦況を左右するほどのデザインセンスを持ち合わせることも叶うのかもしれません。
道のりは長く、険しいが。。

以上で取扱説明書シリーズ、学者編は終了とさせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!